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2010年2月15日
オランダに住所を置くドイツの研究施設、Max Planck Institutes for Psycholinguisticsの研究者が行った実験によると、英語の映画を英語字幕付きで観ることが、リスニング力の向上と関係していることが確認されたという。
実験では、英語学習者にとっては非常にリスニングが難しい、強いスコットランドなまりを含むイギリス映画『トレインスポッティング』などを使用。被験者は、英語を第二言語として学んだオランダ人学生ら。1.作品を英語字幕付きで観るグループ、2.字幕無しで観るグループ、3.オランダ語字幕付きで観るグループに分かれ、作品を見終わった後、そのなまりを含む音声の断片を聞いた際に、音声を正しく繰り返すことができるかどうかを調べた。使用した音声の断片には、映画の中で実際に使われていた語彙と、映画では使われていなかった新しい語彙が混ぜられている。
実験結果によると、映画の中で使われていた語彙に関しては、英語字幕付きで観たグループ、オランダ語字幕付きで観たグループ共に、字幕無しで観たグループよりも高い確率で、なまった音声を正しく繰り返すことができた。しかし一方で、映画では使われていなかった新しい語彙の音声を繰り返す場合は、英語字幕付きで観たグループが高い確率で正しく音声を繰り返すことができたのに対し、オランダ語字幕付きで観たグループは、字幕無しで観たグループよりも低い確率でしか、なまった音声を繰り返すことができなかった。
この実験を行ったドイツの心理言語学研究者Holger Mittererは、「第二言語を学ぶ際、リスニング力を伸ばすためには、その言語の映画を字幕付きで観ることが効果的だということが実験によって示された。しかし、自分の母語の字幕付きで観てしまうと、むしろ逆効果になりかねない」と、自身のウェブサイト上で述べている。
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