ALTインタビュー
ALTが実践している指導方法や、日本に興味を持ったけっかけ、ALTから見た日本の不思議などを語ってもらうインタビュー
アメリカカリフォルニア出身
Erika Maeda(エリカ・マエダ)さん
24歳 幸手市AET
←手にしているのは最近作ったオリジナル教材です。子どもたちの反応が楽しみ。
桜並木で有名な幸手市権現堂は、六月にはアジサイ、秋には彼岸花を楽しむことができます。それぞれの季節の楽しみ方を工夫する市民力の成果と聞いています。
四つの中学校を持つ幸手市では各校に常時誰かいるようにという配慮で、長らくALT4人体制でしたが、昨年度より小学校のニーズに答え、1名増。五人のALTが回り持ちで対応するアイディアです。まずはエリカ・マエダさん(24)が小学校担当。ハワイ生まれの日系アメリカ人です。日本語が分かるので小学校の先生には助かる事でしょう。
エリカのお母さんは沖縄の出身。母語は日本語です。お父さんは英語だけで育った日系アメリカ人。一家は、エリカが6歳までハワイで暮らし、その後ニューメキシコを経てカリフォルニアへ。カリフォルニア州でもあちこち移り住みました。自動車会社に勤めるお父さんの転勤があったからです。
UCI(カリフォルニア大学アーバイン校)で心理学を専攻。六月に卒業し七月には日本へ。「遠い日本に行く末っ子に家族の心配は?」すんなり受け入れ、応援してくれているそうです。「課外の日本語学校を嫌がっていたのに」エリカの小さい頃を思い出してお母さんには意外な選択だったようですが。
7月に幸手に着任してから12月まで小学校を専門に市内の11校を対象に巡回し、その後は中学校2校を受け持ち日本人の英語担当とティームティーチングをしてきました。それぞれの担当者と打ち合わせをしたりプランを提案したりやりがいのある仕事です。授業の予定が無い日は子どもたちの喜ぶ顔を思い浮かべながら教材のアイディアを練ったり製作をしたりして過ごします。生徒と食べる給食も楽しみの一つ。「お腹すき過ぎて」何でも美味しく頂きます。
お母さんの作ってくれたとんかつを下宿で再現する事もあります。「時にはジャンクフードが恋しい時もあるけれど」
インテリアデザインに興味がある。ヒップホップ系やジャズなどの音楽も好き。大学時代には学内のDJをしていた事もあるという活発な女性。笑顔と元気で幸手の小中学生を魅了している事でしょう。
(全国教育新聞より転載)
Interviewer
長谷川信子(はせがわのぶこ)プロフィール
PLS小学校英語教育研究所副所長。
1997年から7年余り埼玉県内教育委員会で海外の姉妹校とのコーディネート、通訳、派遣生徒の教育、国際交流誌の編纂を行うと同時に、ALTの指導研修、小学校国際理解授業及び英語活動のカリキュラム作成・教材開発を行う。2004年4月から現職。著書に、小学校英語テキスト「ワンワールドキッズ」(共著・教育出版)「児童が生き生き動く英語活動の進め方」(共著・教育出版)などがある。
[AETの日常生活や異文化体験などを綴ったコラム「はろーコンニチワ」連載(埼玉新聞1996年2月)は、後にNHK朝の連続ドラマ「さくら」(2002年4月から9月放映)の参考資料となる]
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