「英語教育」2007年9月号(大修館)→
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From "The English Teachers' Magazine" September 2007 Vol.
56 No. 6 (Taishukan)
fluencyを重視して、accuracyは二の次に?
「今回はfluencyを重視するので、accuracyに関わる部分は訂正しない」ということや、その逆が言われることがある。fluencyとaccuracyはよく対立概念のように捉えられているが、かなりの部分で相互補完的な役割を果たしている。fluencyの定義については、『英語教育用語辞典』(大修館書店)によると、「目標言語を話したり、書いたりする際の滑らかさ、流暢さ、および機能的な適切さ。(中略)文法構造がよどむことなく自動的に使われていることなどの観点から定義される」となっている。また、Longman Dictionary of Language Teaching & Applied Linguistics(1992)によると、fluency describes a level of proficiency in communication, which includes: the ability to produce written and / or spoken language with ease(後略)となっている。「自動的」とかwith easeという表現でfluencyが定義されているが、accuracyが無視されているわけではなく、「文法構造がよどむことなく」と記述されているように正確な言語使用が前提となっていると思われる。inaccurateな言語使用を自動化しても意味がないからである。
だが、ストーリーを描写する上で最も多用される文法事項は過去時制であるだろうから、過去時制から自動化させるトレーニングをすることは妥当な判断と言える。すぐに過去時制を用いた文を量産できないような生徒に対しては、与えられた絵に対する質問をいくつか用意し、それに答えてから、timed writingを行うことも可能である(大修館書店の教科書Genius English Writingのpp.72‐73に、絵は使用していないが、この活動のアイデアを生かせる教材が掲載されている)。
「量」を重視して、「質」は後回し?
作文の「量」と「質」の議論についても、fluencyとaccuracyの議論と同様、両者を対立する概念として捉えることは指導を制限しかねない。ACTFL(American Council on the Teaching of Foreign Languages)Guidelines for Writingの記述には以下のようなものがある。
When Intermediate-Mid writers attempt Advanced-level writing tasks, the quality and / or quantity of their writing declines and the message may be unclear.
A lot of people have cellular phones. We see people talking on the phone everywhere.【15語】
↓(修飾語句を追加)↓
Today, a lot of people in Japan have cellular phones. We see people talking on the phone everywhere, for example, on the train, on the street, in restaurants, and so on.【31語】
(参考:Genius English Writing, p.110)
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