生徒の語彙レベルを測るため、語彙レベルテスト(Nation 1993, Schmitt, Schmitt and Clapham 2001)を用いて、6段階に分類された使用頻度の高い語彙のどのレベルをどの程度習得しているかを定期的に調査した。その結果、入学時の生徒の語彙力は、各レベルにおいて大きな開きがあった。平均的な生徒は、最も頻繁に用いられる1,000語でもわずか60%しか意味を理解できず、最低は26%、最高は92%であった。また2,000語になると、平均は42%であり、最低は7%、最高は93%であった。このような事情から、各生徒の語彙力の増強には個別的なプログラムが必要であった。
次に、英語学習に必要な語彙であるが、英語で最も頻繁に用いられる語彙が、英語の基礎レベルで学習すべき最も大切な語彙である。本校では、語彙学習の出発点を General Service List(GSL)(West, 1953)にある使用頻度の高い2,000語としている。その学習が終われば、500語から成る Academic Word List(AWL)(Coxhead, 1998)を学習し、さらに頻度の低い語彙の学習に移ることにしている。GSL に載っている単語は最も一般的に用いられるものであり、この語彙を身につければ一般的な英文の約87%を理解でき、アカデミックな英文の80%を理解できるといわれている。一方、AWL に載っている語彙はアカデミックなテキストで使用されている語彙の10%余りであるが、GSL と AWL の語彙を運用できれば、いかなる英文のテキストであれ、90%〜97%を理解することができるといわれている。この理解度は、使用頻度が低く、しかも特殊で専門的な語彙の意味を文脈から判断する際には必要不可欠である。
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