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インターネット時代の
Newsweek、Timeの読み方

マネージメント・コミュニケーションズ・コンサルタント eigonosuburi.com 主宰 NY 市郊外在住 浅田浩志
Asada Hiroshi
   
「英語教育」2006年11月号(大修館)→ 目次はこちら 定期購読はこちら
From "The English Teachers' Magazine" November 2006 Vol. 55 No. 10 (Taishukan)

筆者は、雑誌としては日頃Time, Newsweek, Forbes, Fortune, BusinessWeek, Barron's 等をはじめ、金融関係のニューズレター、インテリア・デザイン、その他趣味関係のものを定期講読している。それに加え、テレビ、ラジオ、インターネット、新聞(Wall Street Journal, Financial Times, Daily News等)からの情報を合わせると、全てを「じっくりと読む・聴く」時間はない。この情報過多の時代、必要な情報を素早く選び出し、吸収するテクニックが必要になる。

数ある雑誌の中でもTimeやNewsweekはバランスのとれた情報源と言えよう。政治、経済、ビジネス、教育、健康、社会問題等、読者一般が興味を持つであろうと思われるトピックを広範囲にカバーしている。文体も、文学的なスタイルでもなく、極端に砕けた表現もなく、平均的な米国人にあわせてある。「米国版」に対して「アジア版」ないしは「国際版」は時には半分以上内容が違うことがあるようだが、これも地域別の読者の関心事に対応しているわけだ。

TimeとNewsweekのどちらを読むのがいいかという議論を聞くことがあるが、優劣は付けがたい。ただ例えば毎年年末になるとテレビのニュースなどでTimeが誰をPerson(s) of the Yearにするかが必ず話題になる。そういう意味ではTimeの方がより一般的かもしれない。ちなみに2005年は、Bill and Melinda GatesとU2のBonoがPerson(s) of the Yearだった。

構えずに楽しんで読む

そもそも「雑誌」であるから、自分の興味のある記事を選んで読み、楽しめばいい。気軽に、自分が「欲しい情報」だけに目を通せばそれでいいのだ。逆にもし興味を持てる情報がなければ、その雑誌はそもそも読書の対象外とするべきだろう。

以前「Timeをcover to coverで読む」という人がいたが、そういうアプローチは「修行」、「訓練」的で、一般の読者にはあまり意味はないと思う。忙しいときに興味のない記事を無理して読むのは時間の無駄だし、構えてしまって「気合を入れて読む」ようでは長続きしない。英文読解というよりは、どれだけ自分の興味のある情報を取れるかという雑誌本来の使い方をするのがいい。

筆者の奨める読み方は、まず最初にカバーを見た後、ぱらぱらとページをめくり、他にどのような記事があるのかざっと目を通す。目次やそこにある写真等をざっと見る。こうすることによって、世間で話題になっている事、世相を読むキーワード等が潜在的に頭の中に残っていく。そして、読みたい記事から読んでいく。長い記事に抵抗のある人は、短めの記事から読むか、記事の中にある絵、写真、チャート等の説明を読むだけでもいい。それでもっと詳しく知りたい情報があれば本文をじっくり読めばいい。

このようにしてより多くの記事に少しずつでも目を通すほうが、限られた分量の文章を時間をかけて「精読」するよりはよっぽどためになる。大切なことは、自分の苦にならない形で広く浅く雑誌に親しみ、継続することであり、自らにプレッシャーを与えて息切れしないようにすることだ。


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「英語教育」2006年11月号



月刊「英語教育」について

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【特集】メディアに見る最新英語の流れ
時代のキーワード・流行語と背景をおさえて、様々なメディアから自分に必要な情報収集をしてみよう!

インターネット時代のNewsweek、Timeの読み方
浅田浩志
TVニュースに見るキーワード:
環境問題、自然科学を中心に
大川 久
同じテロ未遂事件でもこんなに違う伝え方:
英字新聞(broadsheet)編
中井良則
誰が、なぜ、どのようにタブロイドを読むか?:
英字新聞(tabloid)編
只木 徹
[ミニ対談]英語小説キーワード:
80年代から現在まで
上岡伸雄
都甲幸治
ポップスに見る英語感情表現の流れ:
ジェイムズ・ブラントは本当に「ブラント」か?
飯野友幸
時事英語を活用して学生にライティング活動を
木村友保
生きた英語、時事英語を読ませたい!  
ロジャー・パルバース
上杉隼人
映画・TVドラマの英語表現を授業に
フル活用!:映画コーパス紹介付
佐藤弘明

■英語教育時評
■パソコン教室に学習サイトを作ろう
■イギリスで見た日本人児童の英語習得
■授業のここにフォーカス
■菅先生に聞こう! 授業の悩みQ&A
■大学の英語の授業をデザインする

◆<巻頭エッセイ>American Sports Diary
◆Table Talk on ELT
◆映画から読み解くアメリカ
◆今月の時事英語[若者ことば編]
◆テーマ別ネイティヴの表現


大修館よりオススメの新刊

英語教育2006年10月増刊号

1,400円(B5判・128頁)

【特集 I】ヴィジュアルを活用してイキのいい授業を!
【特集 II】2006年度の英語教育 総括と展望



【特集 I】ヴィジュアルを活用してイキのいい授業を!
古典的手法をいまどきの生徒に合わせて:
あなどれない板書活用法
(四方雅之)
古典的手法をいまどきの生徒に合わせて:
謎解き見出し・写真
(田邉祐司)
パワーポイントで生徒の印象に残る文法指導と問題作成を
(松岡博信)
ヴィジュアル・エイドを使って授業効果をアップ
(長嶋茂雄)
一枚の写真を使って効果的な導入を
(田中武夫)
海外テレビドラマを利用した学習のすすめ:
実用的会話力をつけるために
(山田詩津夫)
パワーポイントで学生にプレゼンさせる授業
(小野田 榮)
テストもヴィジュアライズ
(萩野俊哉)
内容理解のアウトプットも目に見える形で
(河本厚子)
生徒にウケル授業内小物
(蒔田 守)
文法指導や英文解釈も視覚に訴えて
(草間浩一)
ヴィジュアルなリスニングテスト
(萩野俊哉)
映画を観て会話表現を身につけよう:
DVDの効果的な使い方
(松岡博信)
クイズ・パズル活動を授業へ取り入れよう
(吉田文典)
ニュース(BBC)を印象的に:
リスニング活動と他の活動を組み合わせる
(小野田 榮)
授業研究にビデオを活かす:
撮影から検討会まで
(淡路佳昌)
[資料編]
CALL 教室質問箱

(松岡博信)
ヴィジュアル作りに役立つサイト (野澤和典)

【特集 II】2006年度の英語教育 総括と展望

2006年度大学入試の特徴とその対策
(杉山俊一)
英語教師のマルチメディア教材活用法:
普通教室でもこう使える
(尾関修治)
英語教育日誌[2005年4月〜2006年3月]
(伊村元道)
英語教育図書:今年の収穫・厳選12冊
(柳瀬陽介)

【特別記事】
<学校教育への提言 1>
教師のサポート体制の充実を

(吉田健三)
<学校教育への提言 2>
こんな学習指導要領にしてほしい

(松沢伸二)
<学校教育への提言 3>
日本もこんな英語教育政策を:
韓国・中国の英語授業とそれを支える政策

(木村裕三)

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