CALL英語で使用する教材は大きく分けて、聴解力養成用教材と語彙力養成用教材の2種である。前者は平成10年から平成15年度、竹蓋幸生千葉大学名誉教授(文京学院大学教授)の指導のもと、メディア教育開発センター(NIME)の委託研究、文部科学省科学研究費補助金等の助成による研究2)等を通して開発された英語CD-ROM
CALL教材(Listen to Me!シリーズ)12種(次頁表2)である。英語聴解力の養成を通して英語を使った総合的コミュニケーション能力を高めることを目指した教材で、カリフォルニア大学、アラバマ大学、コロラド大学で取材した講義、教職員、学生に対するインタビュー、それに映画やテレビニュース等、大学生学習者の興味を考慮した素材を扱っている。
表2 Listen to Me!シリーズの内容とレベル
名 称
レベル(TOEIC)
制作
First Listening
初級
(380)
千葉大
New York Live
初中級
(450)
千葉大
Intr. to College Life
中級
(520)
千葉大
English for Science 1
中級
(520)
NIME
College Life
中上級
(590)
千葉大
English for Science 2
中上級
(590)
NIME
Medical English
中上級
(590)
NIME
College Life II
上級
(660)
千葉大
College Lectures
上級
(660)
NIME
People Talk
上級
(660)
NIME
TV - News
上級
(660)
NIME
Movie Time 1 & 2
上級
(660)
NIME
これらの教材はすべて3ラウンド・システム(竹蓋、1997)と呼ばれる指導理論に沿って開発された。紙面数の制約上3ラウンド・システムについての詳細な説明は避けるが、ノイズを含む自然な音声英語を使用しながら、学習成立に必要な情報を厳密に定義し、必要な場面で必要な量を与えることにより、学習者が自ら問題解決作業をしながらその内容を理解することを可能にした指導法である。1教材あたり30〜40時間の学習時間を想定しており、週1回授業の2年次用クラスでは半期で1教材を、週2回の1年次用クラスでは2教材を使用する。第1週に行われるプレースメントテストの結果をもとに平成15年度は、初級(First Listening)、中級(Introduction to College Life、図1)、中上級(College Life)、上級(College Life )を割り当てて使用した。週2回のクラスでは前半でこれらの教材を学習させ、後半はひとつずつ難易度を上げた教材を使用した。他の教材は指定教材以外にも進んで学習したい学生、授業は履修していないが単位と無関係に自習を希望する学生(年間約400名)に利用されている。
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