Dictionary Dictionary.com Thesaurus.com
Search Engine Google Yahoo!
Webmail Hotmail Yahoo! Gmail
Comics Dilbert Calvin & Hobbes Piranha Club
英語教育ニュース Contents
英語教育学会 English-related Organizations
ETJ English Teachers in Japan ESUJ 日本英語交流連盟
姉妹サイト ELTBooks.com 英語教材購入サイト
姉妹サイト ELT News ネイティブ教師向け
姉妹サイト 英会話の英語タウン 学習者向けポータルサイト
酒井 いろんな先生から、訳させないでどうして生徒が理解していることがわかるのか、という疑問がよく出されますが、僕は試験をやらないし、理解度チェックをやらないし、感想も書かせない。 次の本に手を出すようならば前の本は理解できている、理解したことにしましょうというふうに答えます。ここはなかなか受け入れられにくいところです。 評価には点数による評価と、先生による主観的な評価と2つありますね。先生による主観的な評価というのは、点数による評価と同じぐらいに客観性のあるものだそうですが、私のクラスの学生とは常に毎時間話をして、どの人がどんなふうに読んできたかという記録は全部見ている。だから主観的な評価は常にやっています。 太田 先生が一人ひとりに「いまのところはわかっている?」とか「面白い?」とか声をかけられるときは、今読んでいるものは大丈夫かということを聞きたい感じですか。 酒井 そうですね。「わかってない」と答えることはまずないですから、「わかります」と答えるまでの間とか表情でもって、ちょっと苦しそうだなとか判断しています。それに私は回りながら、ちょっと難しめのものを読んでいる学生については、分速どのぐらいで読んでいるかをいつもチェックしているんですよ。ページをめくったら時計をみて、次のページをめくるまで間にどれくらいかかったかをみて、大体分速70語だと、これは無理して読んでいるのは間違いない、あるいは日本語に訳しながら読んでいると判断して、どう?と聞きにいく。ちょっとでも「…わかります」というのにためらいがあるようだと、やめようと言っています。 私は読書手帳に必ず近況報告をやってもらうんですよ。バイトがたいへんだったとか、仮免までいきましたとか、あさって誕生日ですとか書いてあるんですよ。そういうのを話題にして、先生は生徒がどのぐらい読んでいるかを監視するために歩き回っているんじゃないんだというメッセージを出すようにしています。 太田 先生が生徒をうまくエンカレッジしているんだなというのがよくわかります。生徒がよく多読の授業で書くのは、「この授業は自分のペースでやれるからいい」と。自分のペースで自分のやりたいようにというのは、生徒にはすごく魅力的なのかなと。 酒井 そうなんだと思いますね。大学生の場合にも、自分のペースで好きなように読めるからよかったというのは、学生による授業評価の中によく出てきますね。 最終的に成績をつける材料は、私は出席だけなんですよ。去年は1回休んだだけで「良」になってしまいました。 ――それでは風邪も引けないですね(笑)。 酒井 そうです。大学だとそういうムチャなこともできますからね(笑)。
「英語教育」2004年2月号
大修館よりオススメの新刊