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ネットのなかの気になる用語

中部大学教授 塩澤 正 Shiozawa Tadashi
   
「英語教育」2003年12月号(大修館)→ 目次はこちら
From "The English Teachers' Magazine" December 2003 Vol. 52 No.10 (Taishukan)

tty

tty(Talk to you later.)のような略語は、若者がマニアック的に使うものだという認識はそろそろ捨てた方がいいかもしれない。もちろん私たち非ネイティブスピーカーが多用すべきでないものだろうが、chatやPDAの普及によって、これらのインフォーマルな略語は、以前以上に認知を得て、今後も使われていくはずである。いくつか頻繁に使うものやユニークなものを挙げておきたい。

最も頻繁に、現在、今後とも使われ、見ただけで大体想像がつくものは、asap(as soon as possible)、btw(by the way)、bbl(be back later)、ty/tnx(thank you/thanks)、wb(welcome back)、gtg(got to go)、gl(good luck)、imo(in my opinion)などであろう。

頭文字だけ採ったものもある。たとえば g(grin)、s(smile)、l(laugh)、w(wink)、k(kiss)、などがそれにあたる。頭文字ではなく、その音の近さから省略記号として使われているものも多い。その筆頭はcu/cul(see you/see you later)とu(you)である。

同じ考え方で、数字の発音を利用したものも多い。頻繁に使われるものを挙げれば、B4(before)、l8r(later)、f2f(face to face)、c4n(ciao for now)である。

あまりにもインフォーマルだが、よく工夫したと納得してしまうものもある。g2g, I lov u 2, m2、ru...? などである。想像がつくだろうか。それぞれGot to go.、I love you, too.、Me, too.、Are you. . .? である。若者の想像力は侮れない。ただし、これらを教室で教えるかどうかは、もちろんまた別の話だ。

最後に上記のようなネット上の新語やjargonをリストしている便利なサイトNetlingoと Wordspyを紹介しておく。URLは以下の通り。
http://www.netlingo.com/
http://www.wordspy.com/


プラス10
SALL:
Self-Access Learning Lab(メディアを利用しての自学自習教室)
metacognitive strategy(自分の学習スタイルを知り、計画し、実行する方略や能力。ネット上での言語学習では今後ますます重要となる)
collaborative/cooperative learning:共同・協調学習
control of technology or control by technology(今後この論争は大きくなるはず)
ICT:information and communication technology(ITに代わり使われ始めている)
telephony(ネットを電話として利用すること)
e-Japan 計画(日本を高度情報通信ネットワーク社会にしようとする政府の試み)
English as an additional language(ネット上での英語の立場に関する考え方の1つ)
IIRC:If I remember correctly
Wuz. . .?:What's. . .?

中部大学教授)

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「英語教育」2003年12月号



月刊「英語教育」について
【特集】時事英語で読む世界・2003
英語教師なら知っておきたい現代の英語キーワード。言葉だけでなく、背景をなすその分野の大きな動きも、理解しておきたい、生徒にも教えてやりたい、そんな先生方のためのガイドです。

危機の時代のキーワード 中井良則
経済の動向を知るための時事英語 坂本秀和
ネットのなかの気になる用語 塩澤 正
身体と健康は今 瀬川至朗
環境破壊と気候変化の時代を読む 押上洋人
これからの教育を考えるための時事英語 野中 泉
サブカルチャー・世相・事件のことば 森田勝之
メジャーリーグを語る 藤澤文洋

コラム:事件についてのある解釈とその用語
コラム:この頃英語になった日本語たち

■スローラーナーを励ます授業実践 リーディング力育成を目指して
■ゆかいな仲間たちの「授業見学」 選択授業で「マンマ・ミーア」!
■英詩への招待 Robert Burns : Auld Lang Syne
■教師のための心理学講座 「言うことを聞かない」生徒を理解するために
■英語教育者のための言語心理学 ミニマリスト・プログラム
■研究と現場を結ぶ英文法入門 There 構文の意味上の主語
■英語教育時評 イーハトーブの英語教育 菅 正隆
◎もういくつ寝ると…クリスマス?
◎The Land of Verisimilia Roger Pulvers
◎Abduction (拉致) より Kidnapping (人さらい) を    他
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「彼は平然としていた」という訳文も、シソーラスを使えばこの通り!
彼は平気の平左だった
彼はへいちゃらだ
彼は屁とも思っていなかった
彼は苦にしていなかった
彼はそんなことは何のそのだった
彼には屁の河童だった
彼は意に介していなかった
彼は気にしていなかった
彼は事も無げだった
彼はけろりとしていた
彼は鉄面皮だった
彼は眉一つ動かさなかった
彼は何も顔に出さなかった
彼はあっけらかんとしていた
     ………まだまだあります!


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