まず、語法の解説がより充実し、従来からの統語的・意味論的注記に加えて、表現の機能や語用論についての記述がさらに多くなった。例えば、Are you trying to irritate me?《◆いらだち・非難を表す》(s.v. try)/Could you take[have]a look at this draft?《◆take[have]a 〜 には「ちょっと」の意味が含まれているので、Could you read this draft? より押しつけがましさがやわらぐ》(s.v. look)といった記述がある。語法に関する注記も現代英語を反映して変化している。「『置き忘れる』の意で具体的な場所を伴う場合は leave が普通」(G3)という記述が「forget も場所の副詞を伴って用いられることが多くなってきた」(G4)と変った。
次に、1億語の米語から構成されたコーパスを駆使して、用例の大幅な追加・変更が緻密に行われている。She found herself quite[all, completely, very much]alone(in the world).のquite、all、completely、very much(s.v. alone)はコーパスによる頻度順に並べたという。また、コーパスに頼るだけでなく、非常に優秀なネイティブが用例やその訳文を入念に検討し、user-friendly な用例や注記が実に豊富であることが心強い。
G3 には重要語について文型による index がついていたが、G4 では重要語には語義展開図に変わった。hard の原義は「力のこもった」。そこから、「固い」「熱心な」などの意味が派生していく過程が非常によくわかる。
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