日本人はなぜ、国際人になれないのか?
英語教育
2010年5月08日
英語教育
2010年5月08日
こんにちは!
編集長の竹村です。
先日、霞が関駅内の書店に立ち寄った際、平積みになっていた書籍のタイトルが、「日本人は、なぜ国際人になれないのか?-翻訳大国の蹉跌」というもので、気になって思わず買ってしまいました。著者は、あの大蔵官僚で、Mr.円と呼ばれた、榊原英資氏で、国際会議を多く経験して来られた氏の論考は、実に的を得たもので、正直驚きました。
無論、翻訳文化が、運用面での英語能力の障害となっていることは、広く語られてきてはいますが、榊原氏の分析は、より詳細で説得力のあるものでした。
また、論旨展開も、日本文化のユニークさへの日本人自身の自覚の必要性とさらには、世界に向けての日本文化の発信と、いま正に、グローバル人材育成の本当の意義が語られている点で、注目に値すると思われます。
章立てを上げれば、下記のようになります。
第1章 十年勉強しても英語ができない
第2章 和漢折衷・和洋折衷
第3章 極めてユニークな国・日本
第4章 グローバリゼーションと日本
第5章 受容能力と発信能力
第6章 二十一世紀はアジアの世紀
第7章 第三の開国
とりわけ、注目したいのは、著者が、第5章、「受容能力と発信能力」で次のように述べている点です。
ユニークさの強み
「そして、環境問題が世界的な重要課題となってきた今、自然と戦い克服しようという西洋的哲学ではなく、自然と共存し、自然と一体となろうとする日本的哲学が必要となってきているのです。桜を愛で、紅葉を楽しむ日本人の感性を、世界に発信する時がきているのではないでしょうか。日本が中国化し、ヨーロッパ化し、アメリカ化する時代から、世界が、ある意味で、日本化することを目指すべきなのです。」
そのためにも、英語のインフラを強化する必要があり、かつ、そのための効果的な英語教育の方法が、早急に求められていると言えます。
引用:「日本人は、なぜ国際人になれないのか?―翻訳大国の蹉跌―」榊原英資氏 東洋経済新報社
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編集者ノートを興味深く読ませていただきました。
仰る通り、発信力というものが必要なのだろうと思います。今年度は勤務校英語クラブ活動の一環として、学校が所在します住吉・阿倍野地域の歴史・文化的な情報を英語で書いてみる、ということに取り組んでみようかと思っています。困ったときにはまたいろいろとお教えください。
前回のコメントに書かせていただきましたような住吉・阿倍野地域の歴史・文化的な情報を英語で書いてみる課外活動に取り組み、その成果を嵐電開業100周年・立命館学園創立110周年を記念した『観光情報発信・学生シンポジウム』で発表しました。