ブログを英語で始める
2006年12月31日
2006年12月31日
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前橋工科大学助教授 原島秀人 Harashima Hideto ブログって何?![]() 「英語教育」2007年1月号(大修館) → 目次はこちら → 定期購読はこちら From "The English Teachers' Magazine" January 2007 Vol. 55 No. 12 (Taishukan) さて、日記を書いたり情報や意見を公開するのに、ブログを作るのとウェブページを作るのとどこが違うのか、と思われる読者もいらっしゃるでしょう。実はこの2つは似ているようですが結構違うものなのです。 まず、ウェブサイトを作るためには自分でサーバーを用意するかプロバイダーと契約することが必要になります。次にウェブサイトの内容を書いたり編集するためのソフトウェア(以下ソフト)[HTMLエディター]が無くてはなりません。さらに書きあがったウェブページを自分のサイトにアップロードするためのファイル転送(FTP)ソフトも(基本的に)必要になります。その上、ページを更新する際にはこれらのソフトをいちいち立ち上げ、レイアウトなどを検討してファイル転送した後、実際に自分の思い通りに仕上がっているかをチェックするためにまたブラウザーを立ち上げる、というような面倒な作業がついて回ります。しかしブログを使えばこれらの作業が驚くほど簡単にできてしまいます。以下にブログの特徴を挙げてみます。
この活動で、個々の生徒に必要なものは、55?×91?のカード(100枚入りのパック)、もしできれば日本語訳のついた GSL と AWL の語彙一覧表、5つのポケット付のアコーディオン・ファイル、コーパスに基づく英和辞典である。 カードを用いるのは、時間と労力の点で効率的だからである。しかも、生徒自身が繰り返しや作業手順を自由にできるからである。カードの裏面に日本語を書くため、英語と日本語を同時に見られないので、生徒は暗記しなければならないが、実はこの暗記をさせる方法は、丸暗記学習に非常に長けている日本人にはとても適した方法である。 生徒は、GSL と AWL に載っている単語の中で、各単語につけられている番号(コーパスに基づく使用頻度順の番号)の小さいものから知らないと思う単語を見つけて下線を引き、その単語カードを作成する。カードの表は「英語面」であり、裏は「日本語面」である。英語面には、単語、単語の番号、作成月日、発音記号、連語や文中での使用例を書く。一方、日本語面には最も一般的な日本語の意味と品詞を書くだけでなく、印象をより強くするように絵や日本語でのコロケーションを書くよう指導する。 このカードを用いた学習は次の手順で行う。
この方法は、短期と長期記憶に適した方法である。この繰り返しを体系的に行う方法は、Mondria と Mondria de Vries(1994)の「手動式コンピュータ」方式であり、単語カードを利用した訓練法は、Griffin(1992)の研究結果から生まれたものである。 h2>学習のフォロー 1.語彙のテストと評価 生徒は、6週毎に100枚の単語カードの中から10枚の試験を個別的に受ける。日本語を見て、英語の単語を発音するテストである。80%以上の正答率であれば、生徒は別の100枚のカード学習に移る。合格できなければ、その100枚のカードの学習を続ける。評価は、作成されたカードの適否とテスト結果に基づいて行う。 2.生徒のやる気を起こさせるには 生徒は、GSL と AWL 語彙一覧表の中から学習する単語を自分で選ぶので、学習スタイルと進度の点で非常に個別的で取り組みやすいプログラムになっている。また、学習の進捗状況(語彙一覧表の中での到達度)を把握することで内因性動機付けを向上させることができる。教師は、生徒のやる気を削がないよう、不出来な状況を成績に反映させることは、最小限に止める。 3年間、単語カードと手動式コンピュータによる直接学習法を用いれば、どのようなプログラムで学習している生徒であれ、語彙学習においては2,000語以上の単語を身につけることができる。単語を深く理解し、しかも流暢に使えるようにするためには、インプットとアウトプット活動により語彙を繰り返し目にしたり、用いたりすることが必要である。 3.習得した語彙を活用させる 習得した語彙を活用させる1つの方法は、多読である。生徒は、多読プログラムの実践に当たり、内容を100%理解できなくても、知らない単語を文脈から推測する方法や、関心の持てる本をいかにして見つけるかの指導を受ける。生徒は各自のレベルに応じて多読を行い、学習した語彙をさまざまな文脈、形態、コロケーションで繰り返し目にすることになる。その結果、リーディングのスピードや理解力が向上し、英語への学習意欲が向上している。 単語の深さと流暢さを身につけさせる別の方法は、内容重視の授業の中で時間制限を設けたライティングやスピーキングの活動をさせることである。これらの活動は、学習した単語やコロケーションの認識力を高めることになる。語彙学習の鍵は、読み、聞き、書き、話す活動を通じて最も頻繁に用いられる単語に幾度となく出会うことなのである。 ◆参考文献 Coxhead, A. (1998). An academic word list. Occasional publication number 18, LILS, Victoria University of Wellington, New Zealand. Griffin, G. F. (1992). Aspects of the psychology of second language list learning, Unpublished Ph. D thesis, Dept of Psychology, University of Warick. Mondria, J-A. & Mondria de-Vries, S. (1994). Efficiently memorizing words with the help of word cards and the ”hand-computer“: theory and applications, system, 22, 45‐57. Nation, I.S.P. (1993). Measuring readiness for simplified material; A test of the first 1000 words of English. In M.L. Tickoo (Ed.), Simplification; Theory and Application (pp.193‐203). RELC Anthology Series, 31. Schmitt, N Schmitt, D. & Clampham, C. (2001). Developing and exploring the behavior of two new versions of the Vocabulary Size Test. Language Testing, 18, 55‐88. West, M (1953). A general service list of English words. London: Longman, Green & Co. 教育に利用できるの?このようにさまざまな機能をもつブログですが、教育に利用することもできるのでしょうか? もちろん利用の仕方はさまざま考えられます。例えば、教師にとっては教材や資料提供の1つの方法として使えますし、日常の連絡や学級通信のようにも利用できます。また学生でもブログは簡単かつ無料で開設できますから、学生にブログを作らせ、日本語や英語で日記を書かせたり、互いにコメントを付けさせたり、テーマ別にブログ記事を検索して集めさせたり、デジカメで撮った写真とともにコメントを載せる"Show and Tell"形式の活動をさせることもできます。また複数の学生で1つのブログを持ったり、互いのブログを「共有」することによって交換日記のような活動を行わせることもできます。アイディア次第でいろいろな活用方法があるでしょう。どうやって始めるの?さて、それではどのようにしたらブログが開設できるかを解説しましょう。コンピュータがあり、インターネットが使える環境にあることを前提とします。まず、御自分でサーバーをお持ちの方はMovable TypeやWordPressなどのブログツールをインストールしてご自分でブログサイトを構築してみることも面白いと思いますが、一般的には無料のブログサービスを探すことになります。日本で人気のブログサービスにはココログ、ライブドアブログ、ヤフーブログ、gooブログ、はてなダイヤリー等たくさんのものがあります。また、mixiなどの会員制ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)も会員から紹介を受けられれば利用できます。どのサービスを使ったら良いか迷う方はテクノラティ(http://www.technorati.jp/)という、ブログ専門の検索サイトに行って、どんなブログサービスや話題が今人気が高いのかを調べてみると参考になると思います。最も簡単にブログが作りたいならBlogger(http://www.blogger.com/)をお奨めします。3つのステップ、たった3分で自分のブログサイトが出来てしまいます。面倒な会員登録もありません。アカウントを作り、ブログの名前とドメイン名を決め、デザインを選べば終わりです。 英語でブログを書いてみたいさて、折角ですので、新年の事始に英語でブログを書いてみよう、と意気込むのも良いかもしれませんね。確かに英語でブログを書けば検索エンジンで捕捉される率が世界規模で高まりますから、それだけ多くの人に記事が読まれたりコメントがもらえる、すなわち交流の輪が広がる可能性が高まります。是非チャレンジしてみたいですね。英語でブログを書くなら WordPressのブログサービスを使ってみましょう。それも日本語のサイトではなく、英語のサイト(http://wordpress.com/)に行って下さい。ここのホームページで"Get a WordPress Blog now"というボタンをクリックして必要項目を記入すれば、上記のBloggerと同じくらい簡単に(但しインターフェイスは英語ですよ)無料のブログサイトが出来上がります。 このサービスを特にお奨めする理由がいくつかあります。まず、簡単に構築できることに加え、スペルチェッカー機能がビルトインされているということです。スペルの間違いを気にすることなく気軽に英語の書き込みができます。またスパムフィルターも標準で付いているので迷惑なコメントやトラックバックを遮断してくれます。さらにTag Surferと言って自分の興味のある話題のブログだけを探したり、Blog Statsによって自分のブログにどれだけの人が訪れたかを調査する分析ツールも付いています。その上YouTube(無料ビデオ配信サイト)から気に入ったビデオをそのまま自分のブログに貼り付けて見せてしまうことだって簡単に出来ますから、これを授業用のビデオ教材アーカイブとして使うのもよいでしょう。 以上簡単にブログの作り方について説明しました。今までやってみたくてもきっかけがつかめなかった皆さん、この新年「子どももすなるブログといふものを大人もしてみむとてするなり」と一念発起されてはどうでしょうか。 |
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「英語教育」2007年1月号 |
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大修館よりオススメの新刊 |
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-- 06月29日(月)〜07月12日(日) -- 東京都中央区銀座
-- 07月11日(土) -- 東京都杉並区
-- 07月13日(月)〜07月16日(木) -- 東京都新宿区
-- 07月25日(土)〜07月26日(日) -- 会場:全国の代々木ゼミナールにて
-- 08月01日(土)〜08月03日(月) -- 東京都品川区
-- 08月29日(土) -- 会場:東京外国語大学

Longman
価格:¥4,515(税込)
This book has been written for teachers of English who are curious, confused or unconvinced about the teaching of grammar.
■Illustrates methods of practicing a variety of grammar topics, in addition to ways of integrating grammar instruction into different general methodologies.
■Sample lessons show a range of teaching approaches and grammar items in context.