【Vol.7】多読多聴で確かな英語力を付ける
コラム
2009年11月30日
コラム
2009年11月30日
■公文式で学ぶ小学2年生の女の子の音読に驚いた私
子どもの英語教育に関わっていると、驚くべき事実に出合って感動することが多くあります。先日訪問した公文のお教室での光景でした。公文式教室は自学自習を基本にしているので自分のペースでどんどん学習プリントを進めることができます。彼女は小学校2年生でしたが、実際に取り組んでいたのは中3レベルの英語プリントでした。
横から見ていたら、私の知らない単語が出ていたので、「これ、何て読むの?」と尋ねると、きれいに発音してくれました。中3レベルといっても多読をメインにしている公文式のプリントですから、普通の英語の小説、エッセイを教材にしています。つまり学校教育の英語では出てこない単語がたくさんあるわけです。それらを音声CDを聞いてそのまま発音するわけですから、彼女の発音はCDから聞いた音だけ。
特に聴く力の優れている時期ですから、話す英語はネイティブの音そのままです。
公文式の教室ではタイマーを持って自分で時間を計りながら音読をしていました。子どもたちは教室にいっぱいいますが、それぞれ好きな科目を学習しているので英語を読む子どもたちは小さな声で英文を読んでいました。それでもあまりうるさくないのです。何と言いますか、ざわざわ感があるのですが、あまり気にならないという独特の空間でした。
公文式ではごく普通のことらしいです。彼女のような学習例は普通のことのようで、できる子はどんどん先に進めますから小学校2年生でも中学校、高校の内容に進むことができます。彼女が中学生になったらどんな感じで英語を捉えて学習するのでしょうか?とても楽しみですね。読み書き、計算、英語力。これが公文式の目指す教育です。
■ラボ教育センターの多読英語学習
基本は物語を英語で読むこと。同じように多読で英語学習に取り組んでいるラボ教育センターのお話を聞きました。児童英語教育学会でラボ教育センターの方が発表していました。ラボ教育センターの教室の特徴は、「英語の絵本」を使っていることです。多読ですね。本物の英語絵本を利用して英語を学習していきます。絵本から英語劇に仕立てて発表するという手順のようです。
英語の絵本をそのまま使って、読み聞かせ、多読、演技、英語劇まで英語学習に沿いながら進めていく手法です。絵本がそのまま手元に残るっていいですね。いわゆる英語教材じゃなくて本物の絵本が家にあるなんて楽しいと思います。どれもCD付きの絵本になっていて、「ナチュラルな英語をナチュラルな音声」で聞くことができるようになっています。多読多聴ですね。
子どもの英語教育には英語絵本は欠かせない教材の一つですが、英語絵本だけに絞って英語レッスンを展開しているのは珍しいと思います。
■学生たちも多読で英語力を伸ばす
私が勤めている外国語専門学校でも多読を取り入れています。図書館から好きな英語本を選び、数週間で読んで感想を提出するというものです。多読の効果はというと、学生たちのTOEICのスコアの伸びをみると多読効果もかなりあるのではないかと思います。英語を読むという学習は地味なようですが、非常に効果の高い方法なのだと感じます。
Graded Readingと呼ばれる多読シリーズはたくさん出版されています。このタイプはレベル1からスタートする簡単な内容のものから始まり徐々に文字数も多くなっていくというシリーズです。英語学習用に作られていますのでこのシリーズを利用して学習を組んでいくこともあります。
私自身は一時期、アガサ・クリスティシリーズに凝ったことがありました。英語を読んでいるというよりも、小説の内容に入り込んでしまった記憶があります。英語を学んだという実感はありませんが、英語をはやく読めるようになったかなという実感はありましたね。多読学習は一生ずっと続けていくものでしょうね。
■関連サイト
ラボ・パーティ
公文式
公文式の英語で学ぶ子どもたち
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